仙丈岳



日時          平成2年8月24日~25日
コース         広河原〜北沢峠〜藪沢コース〜馬の背ヒュッテ〜馬の背〜
             仙丈岳〜小仙丈岳〜北沢峠



第1日目(8月24日)    晴れ  馬の背ヒュッテまで
               予定通り甲府からバスで広河原に着く。
               村営バスに乗り換え北沢峠に入る。大勢の登山者で賑わっている。
               そのまま進行方向に進み大平山荘前で鋸岳のぎざぎざの山稜を
               眺めながらお弁当を食べる。山荘の横からいきなり急登が始まる。
               こちらのコースは登山者が少ないのか数名である。
               30分も登ると滝見平につく。
               滝を眺めたり地図で周囲の山を確認しながら休憩。
               暫く行くとやっと甲斐駒が姿を現し、沢を二三回渡り
               いよいよ枯沢の登りに入る。
               甲斐駒の姿が印象的である。
               眺めながらひたすら登る。嫌になるほどの急登。
               シラビソの林を通り今日の宿馬の背ヒュッテに着く。4;15着
               ログハウスのきれいな山荘である。
               小屋泊の人はのんびり周囲の花を眺めている今日はカレーらしく
               いい匂いが漂ってくる。
               部屋は2階の奥の窓の下に決まる。
               さほどの混雑はなくゆっくり出来る。
               小屋泊まりになれていないので空いているとほっとする。
               なかなか寝付けず、何回も目が覚める。
               窓から見える満天の星の美しさに感激!!
第2日目(8月25日)   晴れ  仙丈岳から帰宅
               4時になるとご来光だと言ってほとんどの人が置きだす。とても寒い。
               外に出るまでもなく、窓から素晴らしいご来光を眺めることが出来た。
               晴天6:30露にぬれたお花畑の中の狭い道を登っていく。
               間もなくカール底の非難小屋の前に着く。
               7:50着未だ早いのでゆっくり休む。
               後から来た人と話が弾む。小屋前のカールの話をしてくれる。
               壁をモレーンと云うとか何万年前の石か見つかるとか云いながら、
               カールの底に下りていくので慌ててついて行こうとして転び膝を打つ。
               話が上手でついつい引き込まれてしまう。
               高校の先生との事。40分ほどおしゃべりして別れる。
               膝の手当てをして頂上に向かう
               かなり急な道だがアッと云う間に着く。9:00着。
               先生もにこにこと休んでいる。
               ラーメンを食べている人、お茶を飲んでいる人、
               様々だが20人位でいっぱいの
               山頂である。3033mの山頂は甲斐駒・北岳・鳳凰三山・塩見・荒川三山・
               そして北アルプスと飽きることがない。
               そして次にどこに行こうかと考えるだけで楽しい。
               先に着いた先生は山の話しをし「次は荒川三山がいいなー」と
               話すだけ話すと「お先に」と下りていく。ウサギが飛んでいくように早い。
               後ろ髪惹かれる思いで9:30出発。大仙丈岳の尾根が美しく続いている。
               小仙丈へのコブはかなりきつい。
               団体さんが下りてきて私達はなかなか登れない。
               山頂から昨夜の宿馬の背ヒュッテ
               を確認し馬の背のお花畑を眺め鳳凰三山や北岳など目に焼きつけ
               帰路に着く。かなり急な下りが続き
               膝の痛みとバスの時刻を気にしながら急ぐ。3合目まで下ると、
               木陰になり道も緩やかになる。10分ほどで2合目になり
               見慣れた景色になって賑やかな人声もしてきた。
               12:50予定通り北沢峠に下りる。
               大勢の人がバスを待っている。先生も並んでいた。テントの撤収に      
               手間どったと苦笑いしていた。臨時バスも出て私達も運良くすぐ乗れた。
               広河原でも臨時が出てすぐ乗り継げ運良く座れたので助かった。
               アップダウンが多くきつい山だったが
               景色は最高で疲れもチュ消しになってしまう。
               天候にも恵まれ楽しい道連れもあり最高の山行だった。!!

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